2010年3月9日火曜日

Ukraine 3 ~Lviv~

どうも、みなさんこんにちは!!
ウクライナの青木です。

最近のInspa Blogを見ていると、僕も早く帰国して働きたくなります。

そんな僕の帰国もあと一週間ほどになりました。

月末には自身のトレーニングのためにInspaに行く予定なので、もしかしたらみなさんとお会いすることがあるかもしれませんが、そのときは温かく迎えてください!!

ところで、先週ウクライナの古都であるリヴィウという都市に小旅行してまいりました。
小旅行ですが、僕のいる都市(Dnipropetrovsk)から、列車で19時間です。(笑)

これが僕が乗車した列車です。かなり古くて、ソ連時代の名残を感じます。


ある生徒に聞いてみたところ、ウクライナの列車の平均最高速度が、だいたい70km/hで、キエフの早い列車がだいたい120km/hくらいだそうです。

当然電車ではありません。燃料はさすがに石炭ではなかった気がしますが、機関車だったと思います。
日本の新幹線は最強です。

ところで車内ですが、こんな感じ。


これが個室寝台で4人部屋になっています。
シーツなどは、切符を車掌に渡すと、引き換えにもらえます。
行きは、僕の乗車した車両にたまたま食堂車が付いていました。


そこで、おばちゃんと仲良くなったのですが、
ディナーのときに、おばちゃんに勝手に注文されて、僕のディナーはスーパー豪華でした!


ボルシチ(スープ)、パン、じゃがいもと玉ねぎを煮た感じのもの、ビーフストロガノフで、価格はだいたい800円くらいで、安いといえば安いのですが、確実にボラれた形です。(笑)

ただ、おいしかったです。
さて、リヴィウについた僕ですが、この日は温かく感じたのですが、気温はご覧の通り。

そしてこれがリヴィウ駅の駅舎です。
ウクライナかヨーロッパか忘れましたが、古さではトップクラスなのだそうです。

ここでリヴィウについて少し補足説明。
リヴィウはもっともウクライナ色の強い都市と言われており、ウクライナ語が頻繁に話されます。(ちなみに僕のいるDnipropetrovskではロシア語)
独立気概が強く、ロシア語を話すと、あまりよく思われません。
ウクライナ・カトリックの総本山であり、一時期ポーランドやハプスブルグ帝国の支配下にあったため、ハプスブルグの遺産を受け継ぐ街です。
ソ連の一部となり、ロシアの影響を受けるようになったのは第二次大戦後からなので、僕のいる街よりもソ連色は弱かったです。
全部、地球の歩き方の引用です。(笑)
さて、ここから観光です。
まずこれがオペラハウス!!



外装も綺麗ですが、内装はもっとすごいらしいです。
僕はオペラ、バレエとの時間が合わなくて中に入ることはなかったのですが、だいたい300円くらいで、バレエやオペラを鑑賞できます。
街並みです。ウクライナというよりは、ポーランドやチェコのような街並みのように感じがしました。

市庁舎の屋上にタワーがあり、展望台になっていて、街を一望できます。



僕のいるDnipropetrovskはウクライナの東に位置する街なのですが、西に位置するリヴィウは全く違う情緒であり、建物の様式も全く異なっていました。
リヴィウはウクライナ・カトリックの総本山であるため、たくさんの教会があります。
スペースの都合上記載しませんが、僕に言ってくれれば、外観の写真は何枚かあるので、またお見せします。内部は撮影禁止でした。
街を歩いていると、合気道の道場があり、寒い風の道場。と書いてありました。
なんだかよくわかりませんが、寒い風の道場らしいです。(笑)


ウクライナは物価が安く、特に交通費、入場料などはびっくりするくらい安いので、リヴィウは本当におすすめします。
ちなみに多くの教会、ミュージアムなどで、入場料100円しないくらいです。
マシュルートゥカ(バスみたいな乗合タクシー)は2グヴリナ(25円くらい)だし、今回の電車代は、往復3000円強くらいでした。
ちなみにトラム(路面電車)は1グヴリナなのですが、払い方が分からず1グヴリナ降り際に払おうとしたら、切符売りのおばさんにウクライナ語でなんやかんや言われ、20グヴリナ持っていかれました。
まわりのウクライナ人は笑って見てるだけでした。この瞬間、僕は京都に観光に来ている外国人が困っていたら助けてあげようと心に誓いました。(笑)
のちのち授業で生徒に聞いたら、案の定これは罰金だそうです。
同じ古都であり、観光都市である京都は外国人にやさしい街であってほしいと思います。
プリヴィエート!!

※日本人、中国人、ブラジル人です。(笑)
■青木■